ゴールデンウィークのんびり過ごしました。

岩手旅行初日

ゴールデンウィーク期間、4泊5日で実家のある岩手県奥州市に行ってきました。早朝6:10上野発の新幹線に乗り、9時前には水沢江刺駅に到着です。水沢といえば、南部鉄器、高野長英、後藤新平、斉藤実が有名でしたが、今を時めく大リーガーの大谷翔平も水沢出身。いろいろなところで見かけました。

①南部鉄器

奥州市南部鉄器館

水沢江刺駅すぐそばにある南部鉄器館に、到着後さっそくいきました。さまざまな鉄器が展示されたり、鉄器の製造過程が解説されていてなかなかおもしろいです。

高さ167㎝の巨大南部鉄瓶もありました。

なかでは、南部鉄器のほかに、大谷翔平選手の紹介もされていて、握手できる鉄製の手もあり、しっかり握手してきました。

南部鉄器の販売所もあります。

②高村光太郎記念館

南部鉄器を見た後は、実家に帰り一休みしてから、花巻市にある高村光太郎記念館へ行きました。

光太郎記念館



光太郎は昭和20年に花巻に疎開して、7年ほど住んでいました。住まいはかなり山奥の大自然に囲まれたところにある、隙間だらけの山荘で、東京出身の光太郎には厳しい環境だったのではないかと思います。

記念館の方は、彫刻や書のほかに、美しい岩手の自然の映像とともに、4編の詩の朗読を聞くことができました。特に、「道程」は、有名な「僕の前に道はない」から始まる短いバージョンではなく、7分ほどの長い全文バージョンの朗読が素晴らしかったです。正直「詩」を自力で黙読しても、あまりピンときませんが、朗読を聞くとすっと入ってきて感動しました。

智恵子展望台からの眺め

以下、『道程』全文を引用しますので、興味のある方はどうぞ。


道程

どこかに通じてゐる大道を僕は歩いてゐるのぢやない
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
道は僕のふみしだいて来た足あとだ
だから
道の最端にいつでも僕は立つてゐる
何といふ曲りくねり
迷ひまよつた道だらう
自堕落に消え滅びかけたあの道
絶望に閉ぢ込められかけたあの道
幼い苦悩にもみつぶれたあの道
ふり返つてみると
自分の道は戦慄に値ひする
四離滅裂な
又むざんな此の光景を見て
誰がこれを
生命(いのち)の道と信ずるだらう
それだのに
やつぱり此が生命(いのち)に導く道だつた
そして僕は此処まで来てしまつた
此のさんたんたる自分の道を見て
僕は自然の広大ないつくしみに涙を流すのだ
あのやくざに見えた道の中から
生命(いのち)の意味をはつきり見せてくれたのは自然だ
これこそ厳格な父の愛だ
子供になり切つたありがたさを僕はしみじみと思つた
たうとう自分をつかまへたのだ
恰度そのとき事態は一変した
俄かに眼前にあるものは光を放出し
空も地面も沸く様に動き出した
そのまに
自然は微笑をのこして僕の手から
永遠の地平線へ姿をかくした
そしてその気魄が宇宙に充ちみちた
驚いてゐる僕の魂は
いきなり「歩け」といふ声につらぬかれた
僕は武者ぶるひをした
僕は子供の使命を全身に感じた
子供の使命!
僕の肩は重くなつた
そして僕はもうたよる手が無くなつた
無意識にたよつていた手が無くなつた
ただ此の宇宙に充ちみちてゐる父を信じて
自分の全身をなげうつのだ
僕ははじめ一歩も歩けない事を経験した
かなり長い間
冷たい油の汗を流しながら
一つところにたちつくして居た
僕は心を集めて父の胸にふれた
すると
僕の足はひとりでに動き出した
不思議に僕は或る自憑の境を得た
僕はどう行かうとも思はない
どの道をとらうとも思はない
僕の前には広漠とした岩畳な一面の風景がひろがつてゐる
その間に花が咲き水が流れてゐる
石があり絶壁がある
それがみないきいきとしてゐる
僕はただあの不思議な自憑の督促のままに歩いてゆく
しかし四方は気味の悪い程静かだ
恐ろしい世界の果へ行つてしまふのかと思ふ時もある
寂しさはつんぼのように苦しいものだ
僕はその時又父にいのる
父はその風景の間に僅かながら勇ましく同じ方へ歩いてゆく人間を 僕に見せてくれる
同属を喜ぶ人間の性に僕はふるへ立つ
声をあげて祝福を伝へる
そしてあの永遠の地平線を前にして胸のすく程深い呼吸をするのだ
僕の眼が開けるに従つて
四方の風景は其の部分を明らかに僕に示す
生育のいい草の陰に小さい人間のうぢやうぢや這ひまはつて居るのもみえる
彼等も僕も
大きな人類といふものの一部分だ
しかし人類は無駄なものを棄て腐らしても惜しまない
人間は鮭の卵だ
千万人の中で百人も残れば
人類は永久に絶えやしない
棄て腐らすのを見越して
自然は人類の為め人間を沢山つくるのだ
腐るものは腐れ
自然に背いたものはみな腐る
僕は今のところ彼等にかまつてゐられない
もつと此の風景に養はれ育まれて
自分を自分らしく伸ばさねばならぬ
子供は父のいつくしみに報いたい気を燃やしてゐるのだ
ああ
人類の道程は遠い
そして其の大道はない
自然の子供等が全身の力で拓いて行かねばならないのだ
歩け、歩け
どんなものが出て来ても乗り越して歩け
この光り輝く風景の中に踏み込んでゆけ
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、父よ
僕を一人立ちにさせた父よ
僕から目を離さないで守ることをせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため

③日高火防祭

再び、水沢に戻り、夜お祭りに行きました。

日高火防祭

300年の歴史を誇る水沢の日高火防祭。 豪華絢爛なはやし屋台が 小太鼓や横笛、三味線で祭り囃子を奏でながら、まちなかを練り歩きます。9台ほどの囃子屋台が並ぶと圧巻です。子どもの時毎年のように見に来ていたので懐かしかったです。

岩手旅行2日以降は、次回ご紹介します。


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